なぜ日本のIT企業は世界で活躍しないのか

世界ではグローバルに活躍しているIT企業がたくさんあります。Googleやマイクロソフト、Appleなど一度は耳にしたことがある大企業です。IT大国のアメリカに負けない技術を日本も持っていると思うのですが、日本のIT企業で世界で活躍している企業はありません。

なぜなのでしょうか?

Appleのようなハード系も扱うメーカーで言えば東芝やNECや日立など1980年から1990年代にかけて海外市場で製品を出していましたし、需要もそれなりにあり、日本のIT企業の認知度も高かったのですが、現在ではどの企業も撤退していますし、ハード系でないソフトウェア系の企業は、今も昔も外国市場では見かけません。どれだけITのニーズが高くても、顧客は日本の企業ばかりで、世界的に活躍している企業はありません。

原因は日本の国民性ともいえる保守的な経営の仕方と、丁寧すぎる仕事の仕方にあります。もちろんどちらも悪いことではありません。言い方を変えるならば、チャレンジ精神がない、冒険心がないということです。丁寧な仕事をするため日本のものはIT系に関わらず品質の確かなものばかりです。しかし、アメリカの企業は企画はアメリカの本社で決定しても、現地のスタッフに丸投げしたり、任せっきりという感じらしいです。

日本のように最後まできっちり仕事をするというものは、アメリカから見ると、効率的ではなく思えてしまうのかもしれませんね。日本の仕事の仕方・特色を生かして、世界に通用するIT企業が成長していくといいですね。

そして、ますます優秀なエンジニアを発掘していく企業と、自分のキャリアップにチャレンジする人が増えてくることが楽しみでなりません。
近年独立志向の方が増えていると聞きます。もし、独立へのチャレンジに興味がある方がいらっしゃったら、こちら「フリーランスとは~エンジニアのためのフリーランス教本~」はとても為になる内容だと思いますよ。