IT技術は私たちの生活には欠かせないものですが、実に様々な分野にその技術は使われています。
特に私たちが身近に感じるのはインターネットでしょう。他にも医療の現場や教育、福祉など、直接的にではないにせよ、気付かないうちに何かしらIT技術の恩恵を受けています。
しかし、IT業界は慢性的な人材不足だと言われています。IT技術を駆使する優秀な人材が足りていないのです。人材不足はIT業界だけでなく、IT技術無しでは成り立たない業界全てに影響を与えてしまいます。実際、IT技術を必要とする企業でエンジニアなど技術者が充実しているところは少数であり、その大半は技術者不足に悩まされているのです。
その原因は、急速なIT技術の発展により、それに追いつける技術者があまり居ないということ。そして、その現状を見ずに、むやみやたらと新しい技術を導入した企業にあります。
ある企業では、最新のIT技術を導入したのはいいものの、自社にいるIT部門の社員だけでは知識が追いつかず、外注しようにも人材を見つけられず、という悲惨な状況になったことがあるとか。フリーランスで働く優秀なエンジニアはいますが、そういった人たちは仕事の単価が高いとされ、費用を出せる企業にしか雇えません。
とはいっても、日本におけるエンジニアの給料や価値はその仕事からしても低く見られがちな傾向にあるので、本来ならば妥当な金額にも関わらず、企業が予算を出さない、というのもまた一つの問題としてあります。
しかしこれは、考えようによってはIT技術者にとって、とてもおいしい話です。必要な技術さえあればフリーランスとしてもいい稼ぎができ、色々なところから引っ張りだこです。
今後さらに発展していくIT技術ですから、最新技術を身につけてこの業界に飛び込むことを考えてもいいかもしれません。